人気ランドセルの選び方

どんなランドセルを選べばいい?
おすすめ商品を教えてよ。

人気ランドセルをチェックしてみて♪
売れ筋モデルには、売れる理由が必ずあるよ。
ランドセル人気ランキング!
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モデルロイヤル クリスタル
【メーカー】 セイバン 【価格】 ¥69,300(税込) 【主素材】 アンジュエール グロス 雪の結晶がテーマ。クリスタル・ガラスをあしらい、洗練されたデザインはエレガントな印象を与えます。
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プティガールDX
【メーカー】 フィットちゃん 【価格】 ¥68,200(税込) 【主素材】 クラリーノ エフ 小花の刺繍が可愛いガーリーなランドセル。軽く感じる「楽ッション(2倍の厚みがある肩ベルト)」を搭載。
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プティハート ミルキードリーム
【メーカー】 カバンのフジタ 【価格】 ¥79,800(税込) 【主素材】 牛革 リボンデザインが光り、金具はラインストーン入り。お上品な可愛さを感じるランドセルです。
【プチ解説】
女の子に人気があるランドセルは、デザインの良さに加えて軽量化に成功したモデル。
カラー選択は、ラベンダーやミントの人気が上昇中。くすみカラー(グレイッシュな色合い)がトレンド。
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モデルロイヤル ドラグーン
【メーカー】 セイバン 【価格】 ¥69,300(税込) 【主素材】 アンジュエール グロス 力強い印象を与える「ドラゴンの紋章」が特徴的。デザインと背負う機能が両立したモデルです。
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グッドボーイDX
【メーカー】 フィットちゃん 【価格】 ¥68,200(税込) 【主素材】 クラリーノ®タフロック®NEO 流線形のステッチがスポーティな印象。分厚いクッションが体にフィットする高機能モデルです。
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マットクラリーノ
【メーカー】 池田屋 【価格】 ¥53,000(税込) 【主素材】 クラリーノ 光沢を抑えてマットな質感を演出したランドセル。「紺」や「アースブルー」の評判がよい。
【プチ解説】
男の子に人気があるランドセルは、耐久性に優れた素材を使ったシンプルなスタイル。
カラー選択は、ブラックの比率が7割。ステッチやパイピングに挿し色(ブルー)を使うのがトレンド。
ランドセル選びのチェックポイント
①素材の違い
牛革と人工皮革(クラリーノ)は、硬度・ハリ・重量が異なります。まずは説明用に撮影した写真をご覧ください。
1つめは、硬さの違いが分かる写真。
革を同じ力で押すと、牛革はほとんど凹みませんが、人工皮革は簡単に凹みます。
2つめは、ハリの違いが分かる写真。
左側の「牛革」は一定形状を保ちますが、右側の「クラリーノ」は大きく垂れ下がります。
②軽さ
ランドセル重量は、本革より人工皮革が軽いのが一般的。
- 人工皮革(1,200g前後)
- 最軽量を求めるなら人工皮革。「クラリーノ」も人工皮革の一種。加工しやすいので、デザインバリエーションが豊富。
- 牛革(1,400g前後)
- 風合い(革の表情)を求めるなら牛革。引き裂き強度(丈夫さ)にも優れているため、昔からランドセル素材に利用されてきた素材。
- コードバン(1,500g前後)
- 馬のお尻からとれるコードバン。牛革より強度がある上に見栄えします。ネックとなるのは、稀少素材なので値段が高いこと。
③サイズ
メイン収容の「横幅」と「マチ幅(奥行き)」が、チェックポイントになります。
横幅は「A4フラットファイル対応(内寸:23cm以上)」サイズ。主力メーカーの最新(2023年)モデルなら、全て対応しています。
これから探す人は「マチ幅(内寸:12cm以上)」を気にしてください!
近年の小学生は荷物が増えています。ランドセルに余裕があれば、手ぶらで通学できます。
- 学習教材の増加
(直近4年間で約1.7倍) - タブレット端末
(2022年から全国導入) - 水筒
(コロナ対策で必須化)
④耐久性
「軽くて大きいランドセル」は、強度がないと型崩れします。それを防ぐのは、ランドセル内部の芯材。見えない部分ですが、非常に重要です。
① A4フラット対応で横幅拡大
(標準規格が22→23cmへ)
② 教材が増えてマチ幅(奥行)拡大
(標準規格が11→12cmへ)
③ ランドセルの大型化
(重くなる)
④ 小学生の腰痛・肩痛が発生
⑤ 背負う機能が重視される
⑤背負いやすさ
背負い心地に影響を与えるのは「肩ベルト」と「背あて(背中のクッション)」。
これらが良いものだと、数値的に重いランドセルでも軽く感じます。各社の技術力に差が出るところ。
⑥安全性能
- 安全ナスカン
一定以上の負荷で外れる仕様のナスカン。巻き込み事故を防げます。 - 反射材
車のライトに反射する素材。子供の存在をドライバーに知らせます。 - Dカン
防犯ブザーを取り付ける金具。左利きの場合は右側に装着します。
⑦学習院型とキューブ型の違い
ランドセル側面に「ヘリ」があるスタイルを「学習院型」。「ヘリ」なしは「キューブ型」と呼びます。
学習院型(ヘリ有) | キューブ型(ヘリ無) | |
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写真 | ||
特徴 |
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タイプ |
わんぱくな子におすすめ! 周囲のヘリが本体を保護して、ランドセルの耐久性が延びる。 |
小柄な子におすすめ! 同サイズなら、キューブ型のほうがコンパクトに見える。 |
※写真:モギカバン「プリズミックスシリーズ」
⑧全かぶせと半かぶせの違い
一番目立つ「かぶせ」にも2種類あります。それぞれの特徴をまとめました。
全かぶせ | 半かぶせ | |
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写真 | ||
メリット |
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デメリット |
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※写真:池田屋「イタリア製防水牛革プレミアム」
⑨人気がある色
女の子はバラエティ豊か。赤系の人気は根強いですが、「ラベンダー」や「キャメル」を選ぶ子が増えています。
【女の子の人気カラー】
- ピンク・赤系 🔴・・・40%
- キャメル・茶系 🟤・・・25%
- ラベンダー・紫系 🟣・・・20%
- みずいろ・青系 🔵・・・10%
- その他 ・・・5%
(ベージュ・白・淡いグリーンなど)
男の子は大多数がブラック。黒で統一された「オールブラック」や「黒×青」のコンビカラーが人気です。
【男の子の人気カラー】
- ブラック・黒系 ⚫・・・70%
- ネイビー・青系 🔵・・・15%
- ダークブラウン・茶系 🟤・・・10%
- モスグリーン・緑系 🟢・・・4%
- その他 ・・・1%
(シルバー・ゴールド・赤など)
⑩メーカー選び&購入場所
販売量が多いのは「セイバン」や「フィットちゃん」。ランドセルを子供へのプレゼントと考えている家族は、工房系ランドセルを選ぶ傾向が強いです。
【人気ランドセルの傾向】
- 価格・・・6~7万円
- デザイン・・・シンプル系
- 女の子の色・・・赤以外へ分散
- 男の子の色・・・黒が中心
- カタログ請求(5~7社)
- ランドセル下見(2~3社)
- 家族会議(最終選考)
- 公式HPから購入
購入場所はメーカー公式HPがベスト! 公式HPから買えば、6年間のアフターフォローが万全。さらに、各メーカー独自の「早期割引特典」や「プレゼント企画」が用意されているケースもあります。
ラン活スケジュール
昨年のラン活レポート
「いつからランドセル選びを始めたらいいの?」というリクエストにお応えして、昨年(2022年)のラン活状況を振り返ってみました。
《ラン活動向》
- カタログ到着
資料請求しておいたメーカーから自宅にカタログが到着。新作モデルの発表&展示会も開催されます。 - セイバンが販売スタート
業界大手のセイバン・フィットちゃんが、2023年モデルの新作を販売開始。他社(約7割ぐらい)も続きました。 - 新商品が出揃う
3月末になると全メーカーの新作が出揃う。準備がよい人はこのタイミングで購入。ラン活を終了させます。 - 店舗は予約制
コロナ感染対策の影響で、店舗見学や展示会は予約制(人数制限)。思うようにラン活が進まない状況。 - お家でラン活
ランドセルのレンタルサービスが人気。メーカー公式インスタライブも増え、お家でラン活が盛況。 - 黒川鞄が完売
昨年より約1ヵ月遅れたものの、黒川鞄のランドセルが6/21で完売。工房系の人気は健在。 - 特典&早割が終了
いちばんお得な「特典&早割」が終了。メーカーによっては、第2弾・第3弾と続くものの、その後のインパクトは薄れていく。 - アウトレット開始
セイバン・ふわりぃがアウトレットセールを開始。3年前の型落ち品は最大60%割引。ランドセル争奪戦の様相。 - 土屋鞄が完売
昨年より約2ヵ月早く、土屋鞄のランドセルが9/7で完売。買いそびれた人も多かった模様。 - 在庫が減少
百貨店やショッピングモールで、ランドセル売り場が縮小。デザインや色の選択肢が極端に少なくなる時期。 - アウトレット第2弾
2023年モデルの展示品・訳あり在庫を最終セール。ここまで待てば安く買えますが、商品点数は限られます。 - 2023年 → 2024年へ
2023年モデル(今年4月入学)と、2024年モデル(来年4月入学)の情報が混在する時期。間違わないようにご注意ください!
今年の予想 「いつ買えばいいの?」
ランドセルの売り切れには時差があります。例年の傾向と対策をまとめたので、参考にしてください。
- 馬革・・・4月初旬
- 工房系(人気モデル)・・・4月下旬
- 牛革・・・6月
- 人工皮革(人気カラー)・・・7月
- 人工皮革(人気モデル)・・・8月
馬革(コードバン)は、4月までに購入しましょう。どこのメーカーでも良質な馬革を確保できず、生産本数が限られてます。
人工皮革(クラリーノ)は、焦らなくても大丈夫。夏休み前までは品数豊富。ただ「限定カラー」や「限定モデル」は例外です。
オーダーメイドは、各メーカーの独自ルールをチェック。例えば「先着〇〇本まで」「〇〇月まで〇〇%割引」など。購入タイミングを見計らってください。
ランドセルの販売時期は年を追うごとに早期化しています。長男・長女の時(3年前)とは、スケジュール感が違うと考えてください。人気商品の売り切れは早く、追加生産はありません。
【参考記事】
いつ買う? ランドセルの割引&売り切れ時期をチェック
業界マップ&トレンド情報
各社の評判
洋服のブランドに流行り廃りがあるように、ランドセルにも世間受けが良いブランドがあります。ラン活初期に各社の評判と棲み分けを知っておくと便利です。
①有名なブランド
人工皮革なら「セイバン」、本革だと「土屋鞄」の知名度が高いです。
セイバンが子供の負担を減らす機能性(天使のはね)をアピールする一方で、土屋鞄のセールスポイントは素朴さ(クラシカルスタイル)。
方向性は違えど、どちらのブランドも世間から評価されています。この2社は興味関心の軸が異なるブランドと捉えておきましょう。
②機能性に優れたブランド
メーカー系大手の「セイバン」と「フィットちゃん」が筆頭候補にあがります。工房系では「池田屋」や「萬勇鞄」が、実用的できめ細かい対応。
収容力や背負う機能だけでなく、後から買い足せる便利な付属品(リコーダーケースや汗取りパッド)があると助かります。
③デザイン力があるブランド
最近のトレンドはシンプル系が人気。ただシンプルといっても、細部のこだわり&上質な仕立ては必須。
その流れから工房系の「鞄工房山本」や「モギカバン」の評価が高まっています。オーダーメイドに力を入れている「羽倉」も面白い選択となるでしょう。
「メーカー」と「工房系」の違い
結論から先に伝えると、明確な区分はありません。それでも「メーカー系」や「工房系」という言葉を聞くと思うので、ここで一応整理しておきます。
メーカー系 | 工房系 | |
---|---|---|
主素材 | 人工皮革 |
本革 |
製法 | 工業用ミシン |
手縫い&ミシン |
機能 | 先進的 |
保守的 |
デザイン | 豊富なバリエーション |
シンプル・クラシカル |
生産量 | 多い |
少ない |
価格 | 中価格帯 |
中~高価格帯 |
販売 | 自社・量販店 |
自社 |
ブランド |
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テーマ別 詳細記事
失敗を防ぐ知恵
失敗理由(ワースト4)
「ランドセル選びで、入学後に後悔したことは何ですか?」という質問を、小学校1~3年生のママに聞きました。
【失敗理由】
- もっと大きなランドセルが良かった
- 重くて背中が痛くなる
- 派手過ぎて浮いている
- 安物で型崩れしだした
続いて「ランドセルを選んだのは誰ですか?」という質問。
【決定者】
- 子供(76%)
- 母親(16.1%)
- 父親(6.7%)
- 祖父母(0.4%)
「子供が背負うランドセルだから本人に選ばせてあげよう」という気持ちは分かりますが、親がしっかり見てあげないと後々後悔する事が多いようです。
ランドセルの価格相場
最多ランドセル価格は6万円台(全体の39%)。前後の価格帯(5~8万円)まで含めると、約8割のボリュームゾーンを形成します。
【ランドセルの相場】
- 平均購入金額は6万円台
- 4万円以下で買う人もいれば、その2倍以上払う人もほぼ同数いる
買ってはいけないランドセル
変なランドセルを購入してしまうと、子供のスクールライフを台無しにしかねません。重要度が高い項目から順番に並べたので、心の片隅に記憶しておいてください。
生地素材が「合成皮革」だと劣化が早い
素材が「合成皮革」のランドセルは避けてください。合成皮革は、下地となる布にポリウレタン樹脂をコーティングしているだけ。新品の時は違和感を感じませんが、数年経つと表面劣化してきます。激安系(中国製など)ランドセルは、「合成皮革」を主素材に利用してるケースが多いです。
ちなみに、ランドセルの素材としてよく聞くクラリーノは「人工皮革」。下地となる布が、立体的に絡み合った不織布です。名前は似てますが「合成皮革」と「人工皮革」は、全く別物なのでご注意ください。
- 中国製ランドセルは注意して
- 「合成皮革」と「人工皮革」は素材強度が違う
製造年月が不明なランドセルはダメ
型落ち品を探している人は製造年月に気を付けてください。
湿度の高い倉庫で長期間保管されたランドセルは、生地の加水分解(内部の繊維が崩壊してボロボロになる現象)が始まっている可能性があります。
次に紹介する2つのルールを守れば、本当にお得なアウトレット品を購入できます。
- 2年以内に製造されたモデルを選ぶ
- 流通在庫でなくメーカー在庫から選ぶ
メルカリ・ヤフオクだと保証がない
修理となった場合、メルカリやヤフオクのような個人転売だと保証がありません。出品者が法人であっても、数年後にその会社と連絡を取れる保証はなし。同じことは、楽天やamazon出品者にも当てはまります。
間違いない購入方法は、メーカーから直接購入すること。近所に販売店がなくても、全国各地で展示会をやっています。そこで下見をして、最終的にメーカー公式サイトから購入するのが安心です。
- アフターフォローを考えて
- メーカー公式サイトからの購入が安心
容量不足(サイズが小さい)ランドセルは後悔する
入学後アンケートによると、容量不足はランドセルの後悔ポイントNo1です。
特に雨の日。傘を持った状態でサブバッグまで加わると、体のバランスが崩れます。怪我や事故につながりかねません。
最近はタブレット端末も加わり、小学生の荷物は増える一方。収容力があるランドセルは、入学後の満足度が高いです。
- 小学生の荷物は多い
- デザインだけでなく実用面も考えよう
キャラクター柄デザインは飽きるけど・・・
- キティちゃん
- 妖怪ウォッチ
- すみっこぐらし
- 鬼滅の刃
キャラクター系ランドセルは必ず飽きます。親としては極力避けたいアイテム。
どうしても子供が譲らない場合は購入してください。 その狙いは、小学1年生を楽しい気分でスタートさせるため。子供の通学カバンなので、本人が気に入ったランドセルが一番良いと考えています。
高学年になり「このランドセル恥ずかしい」と言い出したら、子供の心が成長した証。親は大らかな気持ちで見守ってあげましょう。
- キャラクター系は飽きる
- 親は大らかな気持ちで見守る
販売現場のQ&A
私がランドセル販売に関わり9年が経ちました。よくいただく質問に回答いたします。
- いつまでに買えばいいですか?
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牛革は6月まで、人工(クラリーノなど)でも8月までに買うのがオススメです。
大型ショッピングモールに行けば、年間通してランドセルを販売してますが、9月以降は売り場面積が半減します。
さらに9月以降は、各社の「早割キャンペーン」も終わります。年初から沢山背負われた「展示品」を、定価で買う羽目になりかねません。
- どこで買うのがベストですか?
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メーカーから直接購入がオススメです。
【購入先分類】
- メーカー(直営店・公式サイト)
※断トツおすすめ! - 量販店(イオン・イトーヨーカドー)
※割引やポイント次第ではあり - 百貨店(高島屋・三越伊勢丹)
※限定モデル狙いならあり - 鞄屋(地元のお店)
※選べる商品が限られるデメリット - 通販ショップ(楽天・Amazon)
※流通在庫をつかまされる懸念 - 転売サイト(ヤフオク・メルカリ)
※メーカー保証の対象外では。。。
【メーカー直接購入のメリット】
- 妥当な値段
※流通マージンをカット - 品質管理
※店頭展示品は販売しない
(販売する時はアウトレット対象) - 入学後のアフターフォロー
※故障だけでなく、定期メンテナンス情報も大事
- メーカー(直営店・公式サイト)
- 色を決めきれません。どうしたらいいですか?
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登下校の時間帯を見計らい、通学予定の小学校へ行ってみることをおすすめします。
在校生のランドセルが赤と黒ばかりの学校だと、水色やパープルは目立ちます。その一方で、カラーがばらけていれば、好きな色を選んで大丈夫でしょう。
ついでに小学生のコーディネート(洋服とランドセルの配色バランス)も、確認してみると面白いです。
例えばピンクが大好きな女の子は、当然ピンクのランドセルを選ぶでしょう。そしてクローゼットのお洋服も全部ピンク。
ただそうなると、全身ピンクのパー子さんが出来上がり。お洋服がピンクなら、ランドセルは少し濃い赤にしたほうがバランスは良いはずです。【参考記事】
- ランドセルカバーは必要ですか?
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基本的にランドセルカバーは不要です。今のランドセルは、生地素材に十分な防水・防汚対策がほどこされてます。
それでもランドセルカバーをつけている子が多いのは、ファッション的要素が強いです。 透明カバーは、擦り傷を防止してランドセルをきれいに保っておくため。カラフルなカバーは、おしゃれが目的。
ランドセルのデザインを簡易的に変えることで、気分転換にもなるようです。
- 前ポケットに何を入れますか?
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【定番】
- ティッシュ
- ハンカチ
- 集金袋
- 家の鍵
収容力に余裕があれば、ハンカチはハンドタオルのほうが便利だし、他にも入れておきたいモノは結構あります。
【雨の日対策】
- レインコート
- 雨用カバー
- 替えの靴下
【あると安心】
- 予備マスク(コロナ対策)
- 生理用品(高学年になると)
前ポケットの形状は、下の比較写真のように2種類あります。
【前ポケットの形状】
- クラシカルタイプ(左)
横一直線のファスナーで厚みがない - ラウンド型タイプ(右)
ファスナーが大きく開き収容力がある
子供が使いやすいのは、説明するまでもなくラウンド型タイプ。ただデザイン的にクラシカルタイプに惹かれる人も結構います。
前ポケットの内側に鍵を引っ掛けるフックが付いていると便利です。鍵の紛失を防げるうえに、目立たないからです。
肩ベルトに装着する「カギリターンズ」は、防犯上好ましくありません。鍵っ子であることを、知らせて歩いているようなものです。 - 安全・防犯対策で気を付けておくことは?
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全ての荷物をランドセルに収納して、両手が空いた状態で通学するのが理想です。手ぶら通学は自動車の巻き込み事故だけでなく、水筒を振り回してお友達に怪我を負わせるようなアクシデントも未然に防ぎます。
ランドセルの機能としては、反射材も有効です。反射材をデザインとして活用するランドセルが増えてます。
【参考記事】
光るランドセルはどれがいい?反射材が装着されていないランドセルを選ぶ場合は、リフレクターや反射シールで自衛しましょう。北欧ブランドのグリミス(glimmis)が有名です。
「防犯ブザー」は、近所に不審者情報が出た時に頼りたくなるアイテム。左利きの場合は、右側肩ベルトのナスカンへ装着するのが正しい位置。たまに左利きを無視しているランドセルがあるので、注意深くチェックしましょう。
GPS機能が付いた「防犯ブザー」もあります。キッズケータイを持たせるにはまだ早い(学校が禁止している)ケースに有効です。低価格で人気のある「GPS BoT」や、緊急時に警備員が直行する「ココセコム」が候補になります。
- 半かぶせランドセルでも大丈夫ですか?
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半かぶせランドセルは、デザインを気に入っても躊躇する人が多いです。
【懸念点】
- 交通安全カバー問題
- すぐに飽きるのでは
- いじめにあいやすいのでは
- 他の子と違うことによるデメリット
これらの問題については、次の記事で詳しく解説しています。
【参考記事】
半かぶせランドセル特集 - タブレット収納は必要ですか?
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現時点では、タブレット専用ポケットがあるランドセルは少数です。
それなので「とりあえず収容力(マチ幅)があるランドセルを選んでおけば間違いない」という回答になります。【参考記事】
タブレット対応ランドセル特集 - 軽いランドセルがベストですか?
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子供の為に「1gでも軽いランドセルを探す!」というのは間違いです。ランドセル自体は重くても、背負う機能が充実していれば、負担は軽く背負いやすく感じます。
軽く感じるランドセルを見つけるコツは、「強度設計」「肩ベルト」「背カン」に注目してください。
【参考記事】
軽いランドセルが背負いやすいではない! 軽量化の罠 - ランドセル候補を絞り込む方法は?
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3段階の検討プロセスをおすすめしています。
【選ぶ順番】
- 革素材(クラリーノ・牛革・コードバン)を決める
- メーカー(ブランド)を絞り込む
- デザイン&色を選択する
1&2項目は親が主導(ほぼ予算が決定)。子供には、最後の「デザイン&色」を選ばせてあげましょう。そうすることで、家族全員の納得感を得られやすいです。
- 実物確認は必要ですか?
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カタログだけでは伝わらない、ランドセルの質感を確かめてください。
とはいえ3~6月頃まで、週末のランドセル売り場は大変混み合います。子連れでゆっくり説明を聞くことは無理。平日に親が下見をしておくのがおすすめです。
【親がやること】
- ランドセルを選ぶ基準をみつける
- メーカー候補を絞り込む
- 優先順位をつける
決断できないままズルズル購入時期を先延ばしすると、人気ランドセルは売り切れてしまいます。口コミに振り回されることなく、自分の価値観で選びましょう。
【参考記事】
各メーカーの資料請求先&販売開始日 - 卒業後にリメイクしたい。事前に気を付けておくことは?
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リメイクは、6年間使ったランドセルを解体して再加工になります。強度のある「コードバン」や「牛革」がベストです。
人工皮革はリメイクNGな場合もあります。6年後の保存状態だけでなく、革素材に左右されがちです。【リメイク後のアイテム】
- ミニランドセル
- ペンケース
- キーホルダー
- お財布
- オルゴール
- 時計
- 手帳
- パスケース
2024年入学のラン活情報!
【メーカーの動向】
- 2022年9月・・・カタログ請求を受付開始
※特典は早い者勝ち - 2023年1月・・・新作発表
※展示会開始&HPリニューアル - 2023年2月・・・販売スタート
※前年より前倒し気味
ランドセル選びの第一歩は、メーカーへのカタログ請求。2024年モデル(対象は年中さん)のカタログ請求を受付中。
【ふわりぃ】
軽いランドセルを作る人気メーカー。「割引クーポン 💰」含む10大特典をGETしましょう。
【土屋鞄】
確かな職人技、個性に寄り添える多彩な色づくり。こだわりの全てが分かる小冊子 📙(数量限定)。
【フィットちゃん】
特徴の異なる「革サンプル(質感重視・光沢感あり・傷に強い)」が同封される「豪華版カタログ 🌟」。
【羽倉】
ほんのりグレイッシュなカラーが特徴。工房系では珍しい「オーダーメイド 🎨」が好評。
【池田屋】
子供には「オリジナル絵本 📕」・ママには「STUDY BOOK 🔖」をプレゼント中(先着順)。
【アタラ】
コロンとした形状のアタラ。独特のフォルムと「優しい色合い 🍀」が人気。
各社の「小冊子&革サンプル配布」は数量限定。なくなり次第終了なので、早めに資料請求しておきましょう。
さらに色々なメーカーを知りたい人は、「カタログ請求先&販売開始日」をまとめた記事をご覧ください。
【豆知識】ランドセルの歴史を知ると「ランドセルの選び方」が分かる!
【ランドセルの歴史】
江戸幕府が洋式軍隊を作った時、オランダから輸入されたのが「布製背のう」。これがランドセルの起源です。「背のう」の特徴は、収容力があるだけでなく両手が空くこと。機動力を確保できるので重宝されました。その後、帝国陸軍(明治時代)でも採用されます。
その利便性に目を付けたのが伊藤博文。皇太子(後の大正天皇)が学習院初等科へ入学する時、「本革の背のう=ランドセル」をお祝い品として献上。その箱型スタイルが「学習院型ランドセル」と呼ばれ、ご子息の通学カバンとして広まりました。
現在にいたるまでランドセルは進化を続けています。ただ「収容力があり動きやすいカバン」というキーコンセプトは不変。
「どのランドセルがおすすめですか?」と聞かれた時は、この原点に立ち戻ってアドバイスをしています。