ランドセル選びの失敗談

小学生の親が語る「ラン活失敗談」

【お金・買い方に関する失敗談】

ごめん、派手に使っちまった

高級ランドセルを大事にしない息子にイライラ
失敗談を語る父母

義理の両親が三越で買ってくれたランドセルは9万円オーバー。素材の違いが分かる人には「コードバン?」と聞かれます。

ただそんな高級ランドセルでも、子供の扱いはかなり乱雑。擦り傷が増えるランドセルを見ると、ストレスが溜まります。

時期を逃してお目当てのブランドを買いそびれた
失敗談を語る父母

6月にママ友がランドセルを購入したと聞き、慌ててラン活を開始。ところが時すでに遅し。

「良いな!」と思うブランドは、既に販売終了。もっと早くからランドセル選びを開始するべきでした。

高い時に買ってしまった
失敗談を語る父母

「早割」や「先行購入特典」を知っていたら、もっと早く買っていたのに・・・

そんな悔しい思いをしながら、9月に定価で購入。

ただ、それから1か月経つと「型落ちランドセル」が30%オフで販売されてました。

なんか、ランドセル情報に翻弄されっぱなしで疲れました。

安物ランドセルはやっぱりそれなり
失敗談を語る父母

わんんぱくな息子には、ニトリでウルトラマリン(ネイビー)を購入しました。もちろん価格重視です。

購入時は気が付きませんでしたが、入学式で周囲のお子さんと比べてしまうと、やっぱり安物だと分かりました。

「もう少し頑張ってあげれば良かったな~」とちょっぴり後悔してます。

囲い込み&洗脳商法にやられた
失敗談を語る父母

とても丁寧に説明してくれるランドセル屋さんで約1時間。親子ともに疲れてしまい、根負けした状態でランドセルを注文。

1週間後にキャンセルの連絡をしたら、キャンセル手数料(7,000円)を請求されて涙。

コロナ以降、予約制のお店が増えましたが・・・。買うまで帰らせてもらえないところもあります。

ランドセルの値段はいろいろ。激安ランドセルだけでなく、高級ランドセルを買っても後悔する人はいるようです。

対面販売に弱い人は、ランドセルの下見に行く前に「お店では買わない」と心に決めておくのが良いでしょう。

店頭では見栄えの良い(利益率が高い)ランドセルを勧められがちですが、コスパの良いランドセルを比較してみるのがおすすめです。

相場より安い「コスパ最強ランドセル」を紹介

【デザインや色に関する失敗談】

ダサいと言われて落ち込む娘

サンリオやディズニー系に注意!
失敗談を語る父母

長女に「ぼんぼんりぼん」のランドセルを買ったのは失敗でした。3年生に進級した今は「シンプルなランドセルがよかった」と言います。

プリンセスデザインの「ディズニーランドセル」を購入したお友達も「派手過ぎて恥ずかしい」と言っているので、どこの家庭も同じです。

子供がサンリオやディズニー系ランドセルを欲しがるのは一時だけ。

今考えれば分かるのですが・・・、ラン活で私まで浮かれていたのを後悔しています。

淡いきれいな色は汚れが目立つ
失敗談を語る父母

水色やラベンダーは汚れが目立ちます。こまめに拭き取ってあげても、色のくすみが気になります。

今更ですが「黒」「赤」という濃い色が、伝統的に使われてきた理由が良く分かる。

刺繍がほつれてしまった
失敗談を語る父母

購入の決め手となったティアラの刺繍がほつれてきてしまいました。夏休みを利用してメーカーに修理依頼を試みたものの、「刺繍糸のほつれは保証対象外」と断られました。

家庭で出来る限りの補修はしてみましたが、やはり限界はあります。一旦ほつれてくると、なんだかみすぼらしくなるので、それならば最初からシンプルなランドセルを選ぶべきでした。

購入の決め手になったデザインが、ランドセルカバーで隠れてしまう
失敗談を語る父母

せっかくおしゃれなランドセルを選んだのに、1年生は黄色いランドセルカバーが必須なので、デザインが隠れてしまいます。

ランドセルの背面ではなく、側面にデザインがあるタイプにするべきでした。

ランドセルの色でいじめられた
失敗談を語る父母

我が家の娘は、小悪魔系ランドセル(黒×ピンク)を購入。クラス替えしたら、元気な男の子から「女なのに、なんで黒いランドセルなの~」とからかわれました。

負けん気が強い娘は、片っ端から男の子の頭を叩いて反撃。私が謝罪して事なきを得ましたが、ランドセルの色は無難な赤系統にしておけばよかったと思う次第です。

ランドセルの色とデザインは、親子で意見が食い違うと大変です。

子供の好みはすぐに変わるものですが、当の本人に「6年後を考えて!」と伝えても理解できません。

キャラクター系は避けたいところですが、余計な口出しはせず見守るのも親心なのかもしれません。

シンプルなランドセルは6年後も後悔なし!【おすすめ10選】

【サイズ・重さ・機能に関する失敗談】

こんなに荷物多いなんて聞いてないよ

本革ランドセルは重い
失敗談を語る父母

引き渡し訓練の時、ランドセルを家まで持ち帰り、私の腕は痺れました。教科書がぎっしり詰まったランドセルは本当に重いです。はっきりいって想像以上。

学校から家が近い子はいいけど、我が家は親の足で20分ぐらい。子供だと30分かかります。家が遠い人は、軽いランドセルを選んだ方が良いです。

収容力が乏しいのは駄目
失敗談を語る父母

インスタで超人気だった土屋鞄を買いました。最初は親子ともに大満足だったのですが、2年生になると「僕のランドセル小さすぎる~」と文句を言われました。

土屋鞄の見た目は可愛いのですが、実用的ではないのがネックです。

子供は手提げかばんを嫌がるし、ランドセルに入らないものは忘れ物になりやすいです。「わざとやってる?」って思うほど、学校に手提げかばんを持っていかず困っています。

革がフニャフニャで頼りない
失敗談を語る父母

イトーヨーカドーの店員に勧められるまま一番軽いランドセルを購入。近所のお友達とランドセルを見せ合いっこした時、我が子のランドセルはあきらかに革がフニャフニャしている印象。

その時に嫌な予感はしたのですが、4年目で肩ベルトがちぎれました。そして型崩れも始まりました。無償修理とはいえ、見た目は酷いです。

大容量ランドセルにしておけば良かった
失敗談を語る父母

毎朝迎えに来るお友達は、月曜日でもランドセルだけ。我が子は膨らんだ手提げかばんが必須なのに。

心配になり「上履き持ってる?」「水筒は?」と聞くと、「全部ランドセルに入っている」との答え。

私はランドセルの大きさなど、どれも一緒だと思っていたのですが、見比べると結構違うことに唖然としました。

新ブランドのランドセルに後悔
失敗談を語る父母

ラン活でナイロン製ランドセルに出会い、そのコンセプトを気に入り購入しました。

ただ後日「6年間保証」がないことが判明。「ランドセルは6年間保証があたりまえ」と思っていたので、これは盲点でした。

きちんと調べなかった私のミス。今のところ問題ありませんが、どれくらい持つのか不安です。

今の小学生は学校に水筒やタブレットも持っていくので、荷物が多いです。

手ぶらで登下校させるためには、メイン収容部分のマチ幅(奥行)が大きいランドセルを選ぶといいでしょう。

ランドセル型リュックが続々登場してますが、6年間の保証制度がないメーカーもあるので注意して選んでください。

ナイロン製ランドセル(ランリュック系)ブランドを比較

ランドセル選びで後悔を避けるための心得

①ランドセルの価格について

ランドセルの平均購入金額は6万円台ですが、安いモノは3万円以下で買えるし、10万円以上するランドセルもあります。

【ランドセルのコスト構造】

  • 構造材
    (背カン・クッション・補強材)
  • 革素材
    (コードバン・牛革・人工皮革・合成皮革)
  • デザイン料
  • ブランドロゴ使用料
  • 流通費用

これらが全部が揃うと、超高級ランドセルが出来上がります。代表例は高島屋や三越伊勢丹が得意とする「〇〇ブランド コラボ」。お財布に余裕がある人や、祖父母からの贈答品である場合を除き、少し躊躇する価格帯になります。

出来る限り安く買いたいという人は、メーカー直販のアウトレット品を狙う買い方もあります。旧年モデルの売れ残りの場合は、色やデザインが限定されます。店頭展示の処分売りの場合は、やや使用感があるのは否めません。
それでも使用上の問題はなく、大手メーカーの6年間保証が付くので安心です。

【参考情報】
大手メーカーの公式アウトレット情報

②デザインや色について

子供の趣味嗜好は変わりやすいので、デザインや色の悩みは尽きません。子供の意見を最大限尊重してあげるべきか、6年後を考えて無難なモノに着地させるか、正解はありません。各家庭の判断でいいと思います。

あえて個人的な意見を申し上げると、私は「子供の意見を尊重する派」です。毎日ランドセルを持ち歩くのは子供だし、本人が気に入ったものだと1年生を楽しく過ごせます。それに「自分が選んだ」という自尊心も満たされます。

高学年になって、ランドセルのデザインに不満を持つようになったら、それも成長の証だと思ってください。親子で意見が対立した時は、それくらい「心の余裕」を持つと良いでしょう。

【参考情報】
ランドセルの買い替えはありですか?

③サイズ・重さ・機能について

最適なサイズや機能は子供には分からないので、親が調べてあげるしかありません。候補メーカーを絞り込んだうえで、子供に「この中から好きな色を選んでいいよ♪」と言ってあげるのが正解です。

こまごました機能を調べるのが面倒ならば、「セイバン」・「フィットちゃん」・「ふわりぃ」から選ぶことをおすすめします。ランドセルの仕様は、事実上この3社を基準に動いているので、外すことはありません。

より詳しく調べたい人は、「軽いランドセル」と「背負いやすいランドセル」の違いを理解するといいでしょう。

【参考情報】
「軽いランドセル」が「背負いやすいランドセル」ではありません

④人気ブランドから選ぶ

女の子

【プチ解説】

女の子に人気があるランドセルは、デザインの良さに加えて軽量化に成功したモデル。

カラー選択は、ラベンダーやミントの人気が上昇中。くすみカラー(グレイッシュな色合い)がトレンド。

男の子

【プチ解説】

男の子に人気があるランドセルは、耐久性に優れた素材を使ったシンプルなスタイル。

カラー選択は、ブラックの比率が7割。ステッチやパイピングに挿し色(ブルー)を使うのがトレンド。

⑤半かぶせのランドセルについて

「全かぶせ」と比較して「半かぶせ(ハーフタイプ)」に、大きなマイナス点があるわけではありません。ちょっと特徴のあるデザインをしているだけで一緒です。

「半かぶせランドセルを買いたいけど不安を感じている」という人が多いようなので、次のページで「半かぶせのメリット・デメリット&人気モデル」を解説しています。

【参考情報】
半かぶせランドセル特集

さいごに

ランドセルを選ぶ時、従来の固定概念は一旦捨てましょう。ランドセルは驚くほど進化します。

また、SNSの評判を気にしすぎるのも得策ではありません。子供の性格・通学距離・地域性により、ランドセルの良し悪しは逆転します。

まずは資料を取り寄せ、子供の好みをヒアリングしてみてください。ラン活で失敗を避けるには、親子のコミュニケーションがとっても大事です。

子供の希望に叶うランドセルを見つけてあげましょう。