ランドセル選びの失敗談
小学生の親が語る「ラン活失敗談」
【お金に関する失敗談】
高級ランドセル(9万円)を大事にしない息子にイライラする
義理の両親が三越で9万円のランドセルを購入してくれました。ランドセル素材の違いが分かる人には、「素晴らしいランドセルね、コードバン?」と聞かれます。
ただそんな高級ランドセルでも、子供の扱いはかなり乱雑。子供に高級品を持たせるのは難しいです。
時期を逃してお目当てのブランドを買いそびれた
6月にママ友がランドセルを購入したと聞き、慌ててラン活を開始。ところが時すでに遅し。
「良いな!」と思うブランドは、既に販売を終了。もっと早くからランドセル選びを開始するべきでした。
高い時に買ってしまった
「早割」や「先行購入特典」を知っていたら、もっと早く買っていたのに・・・
悔しい思いをした一方で、秋頃には「型落ちランドセル」が30%オフで販売されてました。
なんか、ランドセル情報に翻弄されっぱなし。疲れました。
安物ランドセルはやっぱりそれなり
わんんぱくな息子には、ニトリでウルトラマリン(ネイビー)を購入しました。もちろん価格重視です。
息子のランドセルを単体で見た時は問題なかったのですが、入学式で周囲のお子さんと比べてしまうと、やっぱり安物だと分かりました。
「もう少し頑張ってあげれば良かったな~」とちょっぴり後悔してます。
- ランドセルの価格は幅広い(3~10万以上)
- 購入時期によって割引&特典が変わる
- 売り切れて買えないこともある
- 激安モデルは見えないところでコストカットしている
【デザインや色に関する失敗】
サンリオやディズニー系に注意!
長女に「ぼんぼんりぼん」のランドセルを買ったのは失敗でした。3年生に進級した今は「シンプルなランドセルがよかった」と言います。
プリンセスデザインの「ディズニーランドセル」を購入したお友達も「派手過ぎて恥ずかしい」と言っているので、どこの家庭も同じです。
子供がサンリオやディズニー系ランドセルを欲しがるのは一時だけ。今考えれば分かるのですが・・・、ラン活で私まで浮かれていたのを後悔しています。
淡いきれいな色は、汚れが目立つ
水色やラベンダーは汚れが目立ちます。こまめに拭き取ってあげても、色のくすみがきになります。
今更ですが、「黒」「赤」という濃い色が、伝統的に使われてきた理由が良く分かる。
刺繍がほつれてしまった
購入の決め手となったティアラの刺繍がほつれてきてしまいました。夏休みを利用してメーカーに修理依頼を試みたものの、「刺繍糸のほつれは保証対象外」と断られました。
家庭で出来る限りの補修はしてみましたが、やはり限界はあります。一旦ほつれてくると、なんだかみすぼらしくなるので、それならば最初からシンプルなランドセルを選ぶべきでした。
購入の決め手になったデザインが、ランドセルカバーで隠れてしまう
1年生は黄色いランドセルカバーをして登校。せっかくおしゃれなランドセルを選んだのに、ランドセルの良さが半減です。
ランドセルカバーを考えたら、ランドセルの側面がおしゃれなタイプが良かったかもしれません。まだ入学したばかりですが、2年生から使う透明カバーを買いに行きました。
ランドセルの色でいじめられた
我が家の娘は、小悪魔系ランドセル(黒ランドセルに縁取りピンク)を購入。クラス替えしたら、元気な男の子から「女なのに、なんで黒いランドセルなの~」とからかわれました。
負けん気が強い娘は、片っ端から男の子の頭を叩いて反撃。私が謝罪して事なきを得ましたが、ランドセルの色は無難な赤系統にしておけばよかったと思う次第です。
- 6年間で子供の好みは変わる
- 子供に6年後を理解させるのは難しい
- 親子で話し合い最適解を決める
- 決断を下したら余計な口出しをしない
【サイズや機能に関する失敗】
本革ランドセルは重い
引き渡し訓練の時、ランドセルを家まで持ち帰り、私の腕は痺れました。教科書がぎっしり詰まったランドセルは本当に重いです。はっきりいって想像以上。
学校から家が近い子はいいけど、我が家は親の足で20分ぐらい。子供だと30分かかります。家が遠い人は、本革より機能性重視(クラリーノ)を選んだ方が良いです。毎日の事ですから。
収容力が乏しいのはやっぱり駄目
息子にはインスタで超人気だった土屋鞄を買いました。最初は親子ともに大満足だったのですが、2年生になると「僕のランドセル小さすぎる~」と文句を言われました。土屋鞄って見た目は可愛いのですが、実用的ではないのがネックです。
子供は手提げかばんを嫌がるし、ランドセルに入らないものは忘れ物になりやすいです。「わざとやってる?」って思うほど、学校に手提げかばんを持っていかず困っています。
革がフニャフニャで頼りない
イトーヨーカドーの店員に勧められるまま一番軽いランドセルを購入。近所のお友達とランドセルを見せ合いっこした時、我が子のランドセルはあきらかに革がフニャフニャしている印象。
その時に嫌な予感はしたのですが、4年目で肩ベルトがちぎれました。そして型崩れも始まりました。無償修理とはいえ、見た目は酷いです。
大容量ランドセルにしておけば良かった
毎朝迎えに来るお友達は、月曜日でもランドセルだけ。我が子は膨らんだ手提げかばんが必須なのに。
心配になり「上履き持ってる?」「水筒は?」と聞くと、「全部ランドセルに入っている」との答え。
私はランドセルの大きさなど、どれも一緒だと思っていたのですが、見比べると結構違うことに唖然としました。
【失敗を避けるための心得】
①ランドセルの価格について
ランドセルの値段は、安ければ3万円前後で高いモノは10万円以上します。
【ランドセルのコスト構造】
- 構造材
(背カン・クッション・補強材) - 革素材
(コードバン・牛革・人工皮革・合成皮革) - デザイン料
- ブランドロゴ使用料
- 流通費用
これらが全部が揃うと、超高級ランドセルが出来上がります。代表例は、高島屋や三越伊勢丹が得意とする「〇〇ブランド コラボランドセル」。お財布に余裕がある人や、祖父母からの贈答品である場合は、気にせず買いましょう。
ランドセル価格が気になる人は、最新モデルを妥当な値段で購入する情報をご覧ください。
【参考情報】
ランドセルの価格は高すぎ!4~5万円で買える高コスパ品一覧
特価を狙う人は、大手メーカーの型落ち品をおすすめします。旧年モデルの在庫なので、色やデザインは限定されますが、基本構造はしっかりしてます。
【参考情報】
大手メーカーの公式アウトレット情報
②デザインや色について
子供の趣味嗜好は変わりやすいので、デザインや色の悩みは尽きません。子供の意見を最大限尊重してあげるべきか、6年後を考えて無難なモノに着地させるか、正解はありません。各家庭の判断でいいと思います。
あえて個人的な意見を申し上げると、私は「子供の意見を尊重する派」です。毎日ランドセルを持ち歩くのは子供だし、本人が気に入ったものだと1年生を楽しく過ごせます。それに自分が選んだという自尊心も満たされます。
高学年になって、ランドセルのデザインに不満を持つようになったら、それも成長の証だと思ってください。親子で意見が対立した時は、それくらい「心の余裕」を持つと良いでしょう。
【参考情報】
ランドセルの買い替えはありですか?
③サイズや機能について
最適なサイズや機能は子供には分からないので、親が調べてあげるしかありません。候補メーカーを絞り込んだうえで、子供に「この中から好きな色を選んでいいよ♪」と言ってあげるのが正解です。
こまごました機能を調べるのが面倒ならば、「セイバン」か「フィットちゃん」から選ぶことをおすすめします。ランドセルの仕様は、事実上この2社を基準に動いているので、外すことはありません。
より詳しく調べたい人は、「軽いランドセル」と「背負いやすいランドセル」の違いを理解するといいでしょう。
【参考情報】
「軽いランドセル」が「背負いやすいランドセル」ではありません
④人気ブランドから選ぶ
【プチ解説】
女の子に人気があるランドセルは、デザインの良さに加えて軽量化に成功したモデル。
カラー選択は、ラベンダーやミントの人気が上昇中。くすみカラー(グレイッシュな色合い)がトレンド。
【プチ解説】
男の子に人気があるランドセルは、耐久性に優れた素材を使ったシンプルなスタイル。
カラー選択は、ブラックの比率が7割。ステッチやパイピングに挿し色(ブルー)を使うのがトレンド。
⑤半かぶせのランドセルについて
「全かぶせ」と比較して「半かぶせ(ハーフタイプ)」に、大きなマイナス点があるわけではありません。ちょっと特徴のあるデザインをしているだけで一緒です。
「半かぶせランドセルを買いたいけど不安を感じている」という人が多いようなので、次のページで「半かぶせのメリット・デメリット&人気モデル」を解説しています。
【参考情報】
半かぶせランドセル特集
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