NuLAND®(ニューランド)

次世代ランドセル「NuLAND®(ニューランド)

≪特徴≫
  • 軽量
    ※ 約930g(Mサイズ・フラップ含む)
  • マチが広がる
    ※ 荷物が多い時、約4cm拡張可能
  • 環境に優しい
    ※ リサイクル素材を使用

NuLAND®をレビュー

リュックみたいなランドセルとして注目されている「NuLAND®(ニューランド)」。アンテナショップがある「代官山アドレス」に行ってきました。

ニューランド 代官山店

入口には綺麗な発色の「ピンク」と「レッド」が展示。

ニューランド ピンクトレッドを比較

左側のピンクは「PRADA(プラダ)のピンク」と同じ色を目指して、色付けされたそうです。
「GOOD DESINGN賞(2022年)」を受賞しただけあり、おしゃれです。

ニューランドの主素材

NuLAND®の主素材は、リサイクルポリエステル。それが軽くてお手頃な価格帯を実現しています。

ニューランドはかぶせを外せる2WAY仕様

かぶせを完全に取り外せる2WAY仕様。学校以外(通塾・遠足など)でも、便利なリュックとして活躍してくれそうです。

続いては、NuLAND®(ニューランド)の収容力を検証。

ニューランドのメイン収容はフルオープン

メイン収容部分はフルオープンスタイル。開口部が広いので、何が入っているか分かりやすく、出し入れもしやすそうです。

ニューランドのブックバンド

教科書やノートは、ブックバンドでまとめて背中に近い場所に固定。体感重量を軽くする工夫です。

ニューランドで水筒を収容する場所

内側のギャザーポケットには、1Lサイズの水筒(幅10.5cm)がすっぽり収まりました。夏はこのサイズが必須です!

ニューランドに袋モノを収納

給食袋や体操着袋がランドセルに入らなければ、側面のナスカンにぶら下げるか、手持ちしかありません。
でも、NuLAND®の収容力なら、手ぶらで登校できそう。

ニューランドにリコーダーを収納

ほとんどの小学校で、3年生から始まるリコーダーの授業。縦寸がピッタリ収まり、ファスナーを閉められます。

ニューランドのメイン収容は拡張可能

荷物が多い時、メイン収容の背中側ファスナーを開放して、約4cm拡張することが可能。これは便利です。

最後に、NuLAND®(ニューランド)の選び方&オプションを紹介。

ニューランド アップルレザーとポリエステルの比較

かぶせがアップルレザーのタイプもあります。アップルレザーは天然皮革のような質感で、ポリエステルより高級感を感じます。

※アップルレザーとは、廃棄予定の「りんご」を活用したフェイクレザーのこと。牛革など動物由来の製品を消費しないライフスタイルを好む人達に支持されている「ヴィーガンレザー」の一種です。

※残念ながら「アップルレザーモデル」は昨年で廃盤。今期はリサイクルポリエステルを使用した「クアルテックモデル」が登場。

ニューランド ブラックのファスナーカラー

ブラックは、ファスナーカラーを4色(ブラック・レッド・ホワイト・イエロー)から選べます。
今のところ、ブラックだけのオプションです。

ニューランド MサイズとLサイズの違い

大きさは、Mサイズ・Lサイズの2種類。
新1年生は迷わず「Mサイズ」。買い替えの場合は、身長140cmを超えていたら「Lサイズ」が重宝します。

ニューランド チェストベルト

チェストベルトはオプション(¥1,760)です。ランドセルと身体の密着度があがり、楽に背負うことができるので、ほぼ必須アイテムと考えておくといいでしょう。

価格&スペック

新1年生~低学年にはMサイズ。カラーバリエーションが多く、選びやすいです。

【Mサイズ】

商品概要 価格(税込)
NuLAND / M / スタンダード
[かぶせ] ポリエステル
[本体] ポリエステル
[重量] 約930g
¥39,600
NuLAND / M / シャイニー
[かぶせ] ポリエステル
[本体] ポリエステル
[重量] 約840g
¥43,780
NuLAND / M / クアルテック
[かぶせ] ポリエステル
[本体] ポリエステル
[重量] 約870g
¥60,500

※ 送料別 ¥1,500円

Mサイズでも肩ベルト調整で身重180cmまで背負えますが、中・高学年には大容量のLサイズがおすすめ。昨年までラインナップされていた「アップルレザーモデル」は廃盤。

【Lサイズ】

商品概要 価格(税込)
NuLAND / L /
[かぶせ] ポリエステル
[本体] ポリエステル
[重量] 約1,060g
¥39,600

※ 送料別 ¥1,500円

※身長140cm以下の子供がLサイズを背負うと、身体とランドセルの間に隙間ができてしまいます。すると身体に過度な負担が生じるのでお気を付けください。

保証制度

  • 1年目は無償修理
    ※ランドセル本体のみ
  • 2年目以降は有償対応

《無償修理の対象にならない不具合例》

  • 生地交換が発生する修理
  • 不注意や故意、誤った取り扱いによる破損
  • ハサミやカッターの傷
  • ペンによる落書き
  • フラップ・底面・リフレクターの破れや擦り傷

ランドセル業界の標準的な保証体制は「6年間無償保証」。さらに近年は「理由を問わず、無償修理」が主流になりつつあります。

それに比べて、NuLAND®(ニューランド)の保証範囲は短い。この点だけは懸念材料として残ります。入学後も考えて、検討することをおすすめします。

NuLAND
公式HP

比較検討の参考情報

まとめ

NuLAND®(ニューランド)の誕生コンセプト&デザイン性は素晴らしいです。布製ランドセル部門で、他社を一歩リードしている感じが伝わってきました。

失敗リスクがあるとすれば、NuLAND®の耐久性と保証制度だと感じました。新1年生の場合は、どこかで買い替える必要に迫られるかもしれません。その場合は、6年間トータルで割高なランドセルになります。

その一方で「子供の成長に寄り添い、常にベストサイズを背負わせてあげたい」という考え方もあります。そのような親御さんにとっては、有力なランドセル候補となるでしょう。