人気工房の販売&終了時期
ランドセル購入時期が早まっている
まだ入学まで1年以上あるのに、ランドセル選びを始める親子がたくさんいます。「さすがに気が早過ぎでは~?」と思いきや、実はそうでもありません。
人気工房の販売開始(2023モデル)は1~3月。そして4月に売り切れるランドセルがあります!
つまり小学生になる1年前にランドセルを購入しなければ、人気商品を買うことが出来ないという現実。
人気工房の販売&終了時期(2023年度モデル)
昨年実績を元に、人気工房の売り切れ時期を予想しました。ラン活の参考にしてください。
販売開始:3月末
売り切れ予想:4月
≪コメント≫
近年人気急上昇中なのが黒川鞄。特に「コードバン」「シボ牛革」を狙うなら、販売開始日をおさえておきたいところ。昨年は当日完売が続出しました。その他のモデルも、人気がある割に生産数が少ないので、販売開始から2ヵ月以内に全商品が売り切れてしまいます。
販売開始:2/1(火)~
売り切れ予想:8月
≪コメント≫
前年は10月には完全に品薄状態だったので、好きなカラーを選択出来たのは9月まで。生産量を増やしたので多少ゆとりはできましたが、早めの購入が吉です。
販売開始:1/13(木)
売り切れ予想:8月
≪コメント≫
オーダーメイドの評判が良いです。豊岡の熟練職人が結集して立ち上げたブランドだけに今年も注目されています。おそらく今期は昨年より前倒しで販売終了となることが予想されます。
販売開始:1/7(金)
売り切れ予想:9月
≪コメント≫
生産体制を大幅に拡充したことから、数年前までのように早期完売はなくなりました。ただそれでも5月以降は、ポツポツと人気カラーが完売になっていきます。
販売開始:3月中旬
売り切れ予想:9月
≪コメント≫
牛革&コードバンの売り切れは早いです。毎年、販売開始から2ヶ月が目途となっています。その後の売れ行きは緩やかになりますが、年々人気が上がってきているので、夏休みを待たずに販売終了と可能性もあります。
販売開始:3月中旬
売り切れ予想:9月
≪コメント≫
2022年モデルから投入した「RECO」の完売は早かったです。2023年も勢いは継続するでしょう。ただ、販売開始から一定期間は、すべての注文を受け付ける特別期間を設けてます。その期間内なら「買いたいけど買えない」という心配はありません(コードバンつや有り仕上げ・ヌメ革は除外品)。
販売開始:3月中旬
売り切れ予想:9月
≪コメント≫
コードバン・牛革スムースといったツヤのあるランドセルを得意としている工房。その代表モデルである「たくみシリーズ」を購入するなら5月までに判断したほうが良いです。その他のモデルも秋になる前に売り切れるのが例年の傾向です。
販売開始:2/19(金)
売り切れ予想:11月
≪コメント≫
「レザーボルカ」「匠」シリーズの人気が沈静化。2022年モデルは、秋になっても在庫がありました。大きなモデルチェンジがなければ、2023年モデルも同様の売れ行きと思われます。
2023年モデルは、1月~販売を開始する工房が増えました。例年以上の前倒しなので、完売予想を立てにくい状況です。確実に手に入れたい人は、販売開始から1~2ヶ月で購入決断することをおすすめします。
工房系人気商品が完売になる理由
- 特別感を求める
- ランドセルに対するこだわりが強い
- 黒・赤以外のカラーを求める人が増えている
- 多品種を少量生産
- 受注生産方式へシフト
- 生産納期を確保する為に予約の早期化
工房系各社は、多様なデザインを取り揃え・カラー展開を増やしていくと、多品種少量の受注生産体制を取らざるを得なくなります。これは現在の顧客ニーズに応えるため。
さらに本革に限ると、ランドセルの原材料となる良質な牛や馬の原皮確保が難しくなっています。ですから、なるべく早い時期に年間受注量を決定したいとの考えもあります。
それらの要因が重なり、ランドセルの販売開始が年々早まり、完売が発生しています。
入学直前は在庫処分セール
工房系以外のメーカー大量生産品であれば、入学直前まで待つのもありです。 2月~3月になれば、イオンやイトーヨーカドーで在庫処分セールを始めます。
ただし、デザインや色を選べない事は覚悟してください。 メーカー側も新入生の数は把握しています。 そして1人1個しか買わない商品。 つまり売れる数が正確に予測できるので、ランドセルって過剰生産しません。 3月まで残っているランドセルは、誰にも選ばれなかった不人気商品です。
「ランドセルなんて大して変わらないのだから、型落ち品を安く買えばいいじゃないか」という声もあります。値段重視であればそれもあり。
ただここ数年、ランドセルのサイズが従来と変わった事による弊害が報告されています。
① A4フラット対応で横幅拡大
(標準規格が22→23cmへ)
② 教材が増えてマチ幅(奥行)拡大
(標準規格が11→12cmへ)
③ ランドセルの大型化
(重くなる)
④ 小学生の腰痛・肩痛が発生
⑤ 背負う機能が重視される
この問題に対応する為に、背中のクッション素材や肩ベルトの機能が見直され、ランドセルは毎年バージョンアップしています。
それだけではありません。親子でランドセルを選ぶ楽しみも重視しましょう。
春になると新色や新デザインが店頭に並びます。 やはりよく売れるのは最新デザインのランドセル。
そう考えると「ランドセル選びは早い者勝ち」という結論になります。