グリローズのランドセル
①3/10(水)~販売開始【2022モデル】
②プルミエマット(premier matte)登場
≪目次≫
中目黒のグリローズ
- 2019年に誕生した新ブランド
- 土屋鞄がプロデュース
- ツヤツヤした人工皮革
- 立ち上がり背カン
- 奥行12.5cmの大容量
目黒川沿いの店舗は、きれいな白壁でジュエリーショップのような佇まい。ショップの中にいて感じた事は、通行人がみんな覗き込むので、かなり視線を感じます。それくらい人目を引くおしゃれな外観。
店の中に入ると、いい香り。入り口付近に展示されているフレグランスは、グリローズの香りとして販売されていました。
グリローズの主力モデルである「フルールグロス」は、5色展開。写真の左から順番に説明します。
①ノワールノワール(黒)
②フレンチグレー
③ドリームピンク
④カシスオペラ
⑤ミルクティベージュ
店員さんが一番に紹介してくれたのは、ノワールノワール(黒)。口コミでの噂通り、実物はもの凄いツヤツヤ。手袋をしないと指紋が付いてしまいそうで、触るまでにちょっと躊躇してしまいました。
前ポケットの内側にDカンがあり、見た目だけでなく使い勝手も良さそうな感じ。それにしても光沢感のあるブラックの皮革に、ゴールドの金具が良く似合います。子供より、親受けはかなり良さそうです。
意外と機能的。でもランドセルカバーが気になる
グリローズが土屋鞄のランドセルと決定的に違うのは、使い勝手を向上させている点。荷物がたくさん入るし、反射材も標準装備。
いまどきのランドセルなら当たり前の機能ともいえるのですが・・・、土屋鞄ってそういう便利な機能を拒否する会社なので、グリローズもデザイン重視だけかと懸念していたところ、良い方向へ裏切られました。
「フルールグロス」は、ランドセルカバーを装着できません。店員さんもハッキリ断言してました。その理由は、ビニール素材のカバーだと、高温や湿気でランドセルに塗料が転写したり、ベッタリくっつき跡になる可能性があるからです。
もちろんカバーをかぶせたらこのツヤツヤ感がでないので、グリローズのランドセルを選ぶ理由がなくなります。
ただ問題は、1年生の交通安全カバーです。サラサラ素材のカバーであれば、とりあえずOK。それでも、長期休暇中はカバーを取り外しておいたほうが良さそうです。
保証体制の確認
基本的な保障体制は土屋鞄と一緒でした。糸のほつれや、金具の故障などは無料で修理をしていただけるとの事。
一番気になっていたツヤツヤのかぶせ部分の補償範囲について、詳しく突っ込んでみたので、その回答を記載しておきます。
【無料修理の対象範囲】
- 著しい損傷で使用できないケース
【無料修理の対象外】
- ツヤがなくなった
- ひっかき傷
- 落書き
要するに、見た目だけの問題である軽微なトラブルは無料修理の対象外だけど、使用上問題がある場合は無料修理の対象範囲内という事になります。
そして念の為、「ツヤツヤのかぶせだけを交換できますか?」と聞いたところ、それは可能だそうです。ただ、同色のランドセル部材が手に入る限りです。モデルチェンジを予定しているようなニュアンスが伝わってきたので、あまり期待できないかもしれません。
ランドセルの仕様・価格
【grirose フルールグロス】 |
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■価格:¥73,000(税込) ≪素材≫
≪カラー≫
|
「ランドセルの素材はクラリーノですか?」と店員さんへ質問してみたところ、「クラリーノのような人工皮革です。」という曖昧な回答しか貰えませんでした。
のちほどカタログをみても、人工皮革としか記載されていません。気になる素材については、企業秘密のようです。
2021年モデルの新作
「フルールセミグロス」の詳細
「フルールセミグロス」は、「フルールグロス」より少しツヤを抑えたモデル。 デザインは全く一緒で、違うのはツヤだけです。
左が「フルールセミグロス」で、右が「フルールグロス」。色はどちらも「フレンチグレー」です。
いつも可愛いワンピースを着る子は、間違いなく「フルールグロス」。普段着で背負っても違和感ないのは「フルールセミグロス」でしょう。
「コフレパール」の詳細
「coffret pearl(コフレパール)」は、デザインが変わります。外見の特徴は、コロンと丸みのあるシルエット。かぶせ裏もレースのようなデザインになっています。
「フルールセミグロス」より、さらにツヤ感を落とした人工皮革です。「フルールグロス」で心配だったランドセルカバー問題も、こちらのシリーズなら特別気にすることもないでしょう。
【カラーは4色】
- アイスブルー
- リトルフラミンゴ
- レースラベンダー
- カメリアピンク
「コフレパール」と「フルールグロス」の違いが分かるように、ピンク系の色を並べて比較してみました。
【並び順】(左から)
- コフレパール「リトルフラミンゴ」
- フルールグロス「ドリームピンク」
- コフレパール「カメリアピンク」
- フルールグロス「カシスオペラ」
各モデルの発色(ツヤ)比較
各モデルの光沢度&耐久性は、生地見本で確かめてみました。
《フルールグロス》
《フルールセミグロス》
《コフレパール》
【光沢がある順番】
「フルールグロス」
↓
「フルールセミグロス」
↓
「コフレパール」
【傷が目立たない順番】
「コフレパール」
↓
「フルールセミグロス」
↓
「フルールグロス」
革サンプルを爪でひっかいてみたところ、グロス系はやはり跡が残ります。
とはいえコフレパールだと、「わざわざグリローズで買う意味があるのか?」という葛藤も出てくるでしょう。
セイバンのラブピシリーズに似ている気がします。
悩ましいですね。
まとめ&率直な感想
色味&デザインは抜群です(特にフレンチグレー)。そして立ち上がり背カンに、マチ幅12.5cmもある大容量のランドセルです。グリローズのランドセルは、間違いなく使いやすいランドセルでしょう(本家の土屋鞄と違って)。
心配なのは、「このツヤツヤ感が6年間持つのか?」の一点に尽きます。グリローズのランドセルを初めて実際に使う子は2020年4月~なので、今後どのように経年劣化していくのか、まだ分かりません。
ツヤ保証の無料サービスでもあれば、購入に踏み切れるのですが・・・。残念ながら対象外です。
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