老舗ランドセルメーカー(工房系)を比較

工房系ランドセル

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人気工房 TOP3を比較

園児
ぼく、工房系のランドセルが欲しい。 先生のおすすめはどれ?
先生
工房系で有名な会社は、土屋鞄・池田屋・鞄工房山本だよ。 まずはこの3社を見比べてみよう。
  土屋鞄 池田屋 鞄工房山本
創業

昭和40年

昭和25年

昭和24年

特徴
  • 本革
  • 伝統的
  • 優しい色合い
  • 人工/牛革
  • 機能的
  • シンプル
  • 牛革
  • 古今折衷
  • デザイン力

※ 上品なカラーリングなら土屋鞄。シンプルで軽いランドセルなら池田屋。細部の仕立てにこだわるなら鞄工房山本。

横幅

23.2cm

23cm

23.3cm

※ 3社ともA4フラットファイル対応。

マチ幅

11.5cm
(オリジナル)

12.5cm
(RECO等)

12.2cm

12cm

※ 土屋鞄は2023年モデルから2パターンに分離。池田屋は小マチの幅調整が簡単スムーズ。鞄工房山本は前ポケット(マチ付)の収容力も高い。

持ち手

対応

対応

対応

※ 鞄工房山本の「持ち手」は肉厚で手馴染みが良い。池田屋は革が薄い。土屋鞄は小さい。

吊りカン

対応なし

対応なし

対応

※ 吊りカンは、机の横に引っ掛けるフック。自宅・学校の収納事情で必要性を判断。強度設定が異なる「持ち手」は代用できない。

安全ナスカン

対応なし

対応

対応

※ 安全ナスカンは、巻き込み事故(車・バイク)のリスクを軽減する機能。

自動ロック

対応なし

対応なし

対応

※ お支度が遅い子(のんびりタイプ)には、あると便利。

反射材

対応なし

対応なし

対応

※ 標準装備だと安心。後付け(反射シール・リフレクター)でも代用可能。

名入れ

対応なし

対応

一部対応

※ 池田屋は全商品に無料でイニシャル刻印。鞄工房山本は6月末までに限り、ネーム刻印(5,900円)を受付。

オーダーメイド

対応なし

対応

対応なし

※ 自由な組み合わせを楽しめるのは池田屋のみ。人工皮革(クラリーノ・ベルバイオ)だけでなく、牛革でもオーダー可能。

価格帯

■人工
69,000円~

■牛革
80,000円~

■馬革
150,000円~

■人工
47,000円~

■牛革
74,000円~

■馬革
取り扱いなし

■人工
69,900円~

■牛革
79,900円~

■馬革
119,900円~

2026年

残りわずか

残りわずか

販売終了

2027年

2/10(火)

1月下旬~

2/5(木)

説明

土屋鞄
レポート

池田屋
レポート

鞄工房山本
レポート

公式

土屋鞄

池田屋

山本鞄

トラディショナルなイメージが強い土屋鞄には、テイストが全く異なる別ブランドもあり興味深いです。

★ 2027年度から登場する「depsoa(デプソア)は、従来イメージを刷新するブランド。

➡ ➡ ➡ depsoaのカタログ

★ 華やかな「grirose(グリローズ)は、大人可愛い女の子向けブランド。

➡ ➡ ➡ griroseのカタログ

園児
土屋・池田・山本だと、一番いいランドセルはどれなの?
先生
その質問は難しい...
ブランド力なら土屋鞄。機能性重視なら池田屋。工房クオリティにこだわるなら山本鞄かな。
園児
少し整理できたかも。でもまだ悩む...
先生
焦ることはないよ。色々な工房系ランドセルを比較してみたら?

注目工房

土屋鞄や池田屋ほど有名ではないけど・・・
良いランドセルを作っている老舗工房系メーカーをピックアップしてみました。 本当に良い物を適正価格で買いたいと思っている人に最適です。

  羽倉
≪創業:昭和38年≫
写真

羽倉

特徴

鞄の名産地・豊岡の職人がつくる羽倉ランドセルは、近年人気が高まっているブランドです。
手触りの良い革の質感や、丸みのあるやさしいフォルムが、多くのご家庭に選ばれている理由です。

27色の豊富なカラーや、一部パーツを選べるオーダーメイドにも対応しており、お子さまの「好き」を形にできる点が高く評価されています。

使い心地やデザイン自由度の高さから、「自分らしいランドセルを持たせたい」というご家庭を中心に、羽倉ランドセルは年々注目を集めています。

販売

【2026年モデル】
販売中

  神田屋鞄
≪創業:昭和26年≫
写真

神田屋鞄

特徴

神田屋鞄では、市販品の「カルちゃんランドセル」と、フルカスタマイズ可能な「オーダーメイドランドセル」の選択肢があります。

シンプルで飽きのこない王道デザインだけでなく、カブセやステッチ、鋲など細かなパーツまで、好みのままに選ぶ注文方法も楽しいです。

シリーズ共通のコンセプトは、毎日使うことを想定した実用性と、型崩れしにくい丈夫な構造であることです。
「子どもの好みと使いやすさの両方を大切にしたい」というご家庭を中心に、着実に人気を集めています。

販売

【2026年モデル】
販売中

  萬勇鞄(まんゆうかばん)
≪創業:昭和25年≫
写真

手縫いの萬勇鞄

特徴

萬勇鞄のランドセルは、量産品にはない「温かみ」や「安心感」を感じるブランドです。

一つひとつを手縫いとミシン縫いで仕立てるスタイルは創業以来変わらず、「丈夫で上質」「丁寧な仕上がり」といった声が多く寄せられています。

主力商品の素材は、本体に人工皮革・カブセに牛革を採用する、牛革ハイブリッドのラインアップが多いです。

カラーや刺繍、金具などのデザインバリエーションも豊富で、シンプルから華やかなタイプまで選べる幅広さが支持されています。

販売

【2026年モデル】販売中

  モギカバン
≪創業:昭和4年≫
写真

スムース革のモギカバン

特徴

群馬県桐生のモギカバンは、シンプルで落ち着いたランドセルをつくる工房です。
素材は、丈夫でしなやかな牛革やコードバンを採用した本革モデルが中心で、人工皮革のラインアップは少ないです。

特にコードバンのようなツヤを持つ「牛革スムース革」や、使い込むときれいな飴色へ変わる「アメ豚」の加工に特徴があります。

万人受けをするような工房ではありませんが、「素材のよさ」や「本物志向」に共感するご家庭から選ばれる傾向があります。

販売

【2026年モデル】
販売中

  オオバランドセル(大峽製鞄)
≪創業:昭和10年≫
写真

大峽製鞄

特徴

創業90年以上の歴史をもつオオバランドセルは、「軽くて背負いやすい」「形がきれい」と、多くのご家庭から長く選ばれてきたブランドです。

実際に手に取ると、軽さはもちろん、細かい部分まで丁寧に仕立てられていることがわかり、その品質の高さが安心感につながります。

ランドセルづくりを支えているのは、御用達職人として知られる確かな手仕事。
日本各地の名門国立・私立小学校が、指定ランドセルとして採用していることからも、その品質が評価されていることを伺えます。

販売

【2027年モデル】
2026年2月10日(火)から販売開始

  カザマランドセル
≪創業:昭和25年≫
写真

カザマ

特徴

創業60年以上の歴史を持つカザマランドセルは、「クラリーノ」に特化した老舗工房です。
軽量で扱いやすいので、小柄なお子さまでも背負いやすく、毎日の通学を負担なくサポートしている点が評価されています。

背板の角の生地を扇形に整える「ひだとり」処理など、熟練職人の手縫いも健在で、人工皮革ランドセルに丁寧な仕上げを期待する人におすすめです。

デザインは、シンプルなものから可愛らしい刺繍入りまで幅広く、カラーラインナップも豊富。
必要な機能はしっかり押さえつつ、手頃な価格帯を実現しているため、「コスパの良いランドセル」として関西圏で人気です。

販売

【2026年モデル】
販売中

  カバンのフジタ
≪創業:昭和31年≫
写真

フジタ

特徴

山形県で創業したカバンのフジタは、本革&キューブ型のラインアップが豊富です。
小柄な子に大型ランドセルは似合わないので、少しでもコンパクトに見えるキューブ型へのニーズが高まっていることから注目されています。

カラーバリエーションやデザインは、シンプルで上品なものが中心で、反射材をデザインとして利用した「光るランドセル」が売れ筋モデルです。

また、雪国の子どもたちの通学を支えてきたブランドならではの“耐久性”や“防水性”への信頼感も、長年支持されている理由のひとつです。

販売

【2026年モデル】
販売中

  ももちゃんランドセル
≪創業:昭和24年≫
写真

ももちゃんランドセル

特徴

ももちゃんランドセルは、栃木の工房でランドセルを作り続けて75年余。フルオーダーメイドの「手づくりランドセル」を注文できる工房です。

吟味された革と各パーツを組み合わせ、500工程を丁寧に縫い上げます。

細かいカスタマイズも可能なので、とことんこだわり抜き、世界で一つだけのランドセルを作りたい人に最適です。

販売

【2026年モデル】
販売中

  香久山鞄(鞄工房山本)
≪創業:昭和24年≫
写真

香久山鞄

特徴

香久山鞄は、鞄工房山本が運営する革と帆布の鞄専門店。

鞄工房山本の特徴である「コバ塗り」や「L字型ファスナー」は踏襲。

香久山鞄のオリジナリティは、独自フォルム(キューブ型)とフロント錠前です。

販売

【2026年モデル】
販売終了

  黒川鞄
≪創業:明治28年≫
写真

黒川鞄

特徴

黒川鞄のランドセルは、創業120年以上の老舗ならではの丁寧なつくりと、無駄をそぎ落とした上品なデザインが特徴です。

コードバンや牛革を主体とした本革ランドセルがメイン商品なので、高価格帯のラインナップが多い印象になります。

背負いやすさや耐久性もしっかり考えられており、高学年になっても飽きずに使える上品さがポイントです。

販売

【2026年モデル】
販売終了

  村瀬鞄行
≪創業:昭和32年≫
写真

村瀬鞄行

特徴

名古屋の人気工房。毎年、「匠」「ボルカ」シリーズが早期完売になります。

「立ち上がり背カン」で体感重量を軽くして、「S字カーブの肩ベルト」で横揺れを防ぐ仕様。背負い心地は抜群です。

ランドセルの角は「菊寄せ」、肩ベルト先端は「剣先丸(くるみ)」で丁寧に仕上げて、耐久性を高めています。

工房系ランドセルの選び方

工房系ランドセルには、量産品にはない「こだわり」があります。

ただ雰囲気だけで選ぶと失敗リスクが高まります。最低限チェックすべきポイントをアドバイスします。

【チェックすべきポイント】

人気工房系(土屋鞄・鞄工房山本・池田屋・黒川鞄工房・萬勇鞄・羽倉)の背カン&肩ベルトを比較した写真

「背負いやすさ」について

ランドセル選びで最も重視すべきパーツは、「背カン」・「肩ベルト」・「背あて」です。

チェックポイント
  • 背カン
    立ち上がり形式の「アップ式背カン」
  • 肩ベルト
    体に沿う形状&十分な弾力性
  • 背あて
    通気性&十分な弾力性

この3点が揃っていれば間違いありません。確認方法は、親がカタログやHPで機能をチェックしましょう。

ランドセル売り場で、「〇〇ちゃん、どう? このランドセル軽く感じる?」と聞いている親御さんをよく見かけますが、この質問は無駄です。

背負っても無意味な理由
  • 凄い勢いで成長中
    5~7歳の子供は、身長が毎年6cm前後伸びます。骨格&筋力ともに発達するので、今のベストが1年後のベストとは限りません。
  • 短時間では分からない
    売り場で試着しただけでは、本当の背負い心地は分かりません。学用品を入れて通学路を往復する事で、背中や肩の痛みに気が付きます。
  • 牛革なら体に馴染む
    肩ベルトが牛革の場合、最初は違和感を感じても数カ月で体に馴染みます。

子供の意見に耳を傾けるべきは、「背負い心地」よりも「デザイン・色」の好みです。

ユーザーの声

姉は「土屋鞄」で、妹には「黒川鞄」を購入した親子へインタビュー。 使い心地や満足度を聞いてきました。

黒川鞄「スムース牛革ワイド」と土屋鞄「牛革 プレミアムカラー」を比較

「革素材」について

人工皮革の技術が進んだので、見た目だけで本革と人工皮革を区別するのが難しくなってきました。ただ触ってみると、やはり質感(革のハリや硬さ)は違います。

人工皮革のほうが、お手入れが簡単なイメージがありますが、実際はどちらも変わりません。本革でも、素材加工の段階で防水処理が施されているので、ほぼノーメンテナンスで6年間使えます。(※ヌメ革は例外)

つまりランドセルの革素材として、どちらかが優れているという結論はありません。親御さんの考え方次第になります。

革素材の結論
  • 味わいを大切にするなら・・・本革
  • 軽さを最優先にするなら・・・人工皮革

最近は、「工房系だから本革」という固定概念は薄れてきて、工房系で人工皮革を選ぶ人も増えています。
とはいえ、やはり革のダイヤモンドといわれるコードバンの人気は不動です。

「耐久性」について

ランドセルの耐久性は、見落とされがち。

素人が耐久性を判断する方法
  • 販売実績
    歴史があり販売実績が多い会社なら安心感があります。
  • 情報の公開度
    カタログやHPで、「ランドセル内部の構造」や「耐久性テストの結果」をしっかり説明している企業は信頼に値します。

断片的情報に過ぎないネットの口コミに頼るのはやめましょう。

【信用に値しない情報源】

  • メーカーの購入者アンケート
    ランドセルが届いた時期の喜びの声しかありません
  • 口コミサイト
    プレゼントやポイント目的で投稿された偏った情報

「購入時期」について

各社の販売スタートと、人気モデルの売り切れには注意してください。

工房系ランドセルは大量生産品ではないので、年間生産量に限界があります。評判が良いモデルは、すぐに完売になります。そうでなくてもシーズンの後半になると、色やデザインを選べなくなります。

販売開始&終了時期が、年々前倒しとなっています。昨年の販売状況を参照しながら検討しましょう!

「重さ」に神経質になる必要はない

「ランドセルの重さ」について質問をいただく事が多いです。結論から申し上げると、カタログに書いてある重量はあまり気にする必要はありません。

重量の優先順位が低い理由
  • 素材と容量で決まる
    ランドセルの重さは、「素材×大きさ」でほぼ決まります。クラリーノで小さいランドセルは軽いし、コードバンで大容量なら重くなります。ですから「素材」と「大きさ」を決めたら、「重量も決まる」という発想に切り替えましょう。
  • 個体差がある
    同一モデルのランドセルでも、それぞれ個体差があります(特に工房系)。数十グラムの差なら、カタログスペックを比較しても意味がありません。
  • 機能次第
    入学後はランドセルに荷物が入り、さらに重くなります。そこで注目されるのは「肩ベルト・背あて」の仕様です。ランドセル本体の重量が少し重くても、「背負う機能」に優れたランドセルを選んだ方が軽く感じます。

ランドセル工房の一覧(まとめ)

工房系の御三家
ブランド 特徴
土屋鞄
  • ブランド力がある
  • 本革ハイブリッドが人気
  • 男女問わない独自カラーと、洗練されたデザイン
池田屋
  • 軽くて機能的
  • 本革より人工皮革が人気
  • シンプルデザインで、後付けオプションが豊富
鞄工房山本
  • 意匠性が高い
  • 本革(メイン)&人工
  • 伝統的なコバ塗技法と、現代的な機能性を両立している
特色のある実力派工房
ブランド 特徴
羽倉
  • 色彩豊富でオーダーメイドも可能
  • 本革(メイン)&人工
モギカバン
  • 革本来の味わいを楽しめる
  • 本革(メイン)&人工
神田屋
  • 自由度の高いオーダーメイドも可能
  • 本革&人工(メイン)
カザマ
  • 刺繍デザイン&プチカスタマイズも可能
  • 人工のみ
大峽製鞄
  • 王道デザインで高級感抜群
  • 本革(メイン)&人工
黒川鞄
  • 高級路線、コードバンの種類が豊富
  • 本革(メイン)&人工
ももちゃんランドセル
  • 細やかなフルオーダーが可能
  • 本革(メイン)&人工
村瀬鞄行
  • 「村瀬」は高級路線、「mu+」はデザイン重視
  • 本革(メイン)&人工
ローカルな工房
ブランド 特徴
樋口鞄工房
  • 登山リュックのノウハウをランドセルへ転用
  • 本革&人工は半々
萬勇鞄
  • コンビカラーが豊富
  • 本革(メイン)&人工
生田
  • 肩ベルトからオーダー可能
  • 本革(メイン)&人工
ガルソン
  • 牛革ボルサが得意
  • 本革(メイン)&人工
横山鞄
  • 岐阜の工房
  • イタリア製牛革とフィルウェル人工皮革
  • 本革(メイン)&人工
カバンのフジタ
  • 本革のキューブ型
  • 本革&人工は半々
堀江鞄製造
  • 大阪の工房
  • 半カブセの牛革ランドセルなどデザイン豊富
  • 本革のみ
中村鞄
  • 東京の工房
  • 素朴でシンプル
  • 本革(メイン)&人工
ナガエ
  • 名古屋の工房
  • 鞄技術コンクールの上位入賞歴多数
  • 本革のみ
五十嵐製作所
  • 東京の工房
  • 百貨店ブランドの実績が豊富
  • 本革のみ
近藤かばん
  • 名古屋の工房
  • コードバン素材でオーダーが出来る工房
  • 本革のみ
三栄鞄
  • 名古屋の工房
  • オリジナルデザインが豊富
  • 本革(メイン)&人工