小学校入学費用
意外とかかる小学校の支出
小学1年生の学業費用は平均10万円
小学校は義務教育だからお金はかからないと思っていると、それは大間違い。無償なのは授業料と教科書代のみ。公立小学校でも意外とお金がかかります。
入学後の費用は、年間にすると約10万円を見積もっておく必要があります。
- 給食費・・・53,724円/年(4,477円/月)
- 補助教材・・・10,000円
- 遠足代・・・7,000円
- PTA会費・・・4,000円
- 文房具・・・5,000円
- 体操服・・・5,000円
- 上履き・・・2,000円
- 手提げバッグ・・・3,000円
あまり知られてないのは、補助教材費用が各家庭の負担ということ。例えばドリル(漢字・算数)・副読本(歌集・体育)・実習材料(あさがおキット・探検パック)等が該当します。
ちなみに教科書は無料です。
上記費用は小学校関連の支出のみ。教育費であっても「お稽古代」や「塾代」は含まれていないので、実際にはもっと出費がかさみます。
就学援助制度
経済的理由により義務教育への就学が困難な家庭は「就学援助制度」を利用できます。ちなみに、首都圏自治体の平均支給額(令和5年調査)は136,540円でした。
- 入学準備金・・・63,100円
- 学校給食費・・・50,600円
- 学用品費等・・・16,510円
- 校外活動費・・・3,600円
- クラブ活動費・・・2,730円
※「就学援助制度」の認定基準や支給額は、各市町村により異なります。文部科学省のHPからご確認ください。
入学前にはランドセル代が必要!
現在の売れ筋ランドセルは、5~6万円が主流です。我が子が入学する喜びと同時に、金銭的負担を感じるご家庭も多いでしょう。
ランドセル代を出来るだけ安く抑えたいところですが、6年間使用することを考えると「価格」「デザイン」「耐久性」のバランスが必要になってきます。
- ブランド系は金額的に対象外
- 中国製は金額的にOKでも、品質的に怪しい
それでは一体どうしたらいいのでしょうか?
Amazonや楽天で探せば、安いランドセルはいくらでもあります。ただ、安くて品質が良いランドセルを探すのは難しいです。
格安より型落ちアウトレット
色々なランドセルを見てきた経験から得た結論。それは「最新の格安ランドセルより、型落ちのアウトレットランドセルのほうがいい」ということ。
【格安ランドセル(最新)】
- 最初から安い(コストカット)
- 低品質
- 耐久性が悪い
格安ランドセルは、コストダウンを最大の目的として製造されたランドセル。その品質は信頼感に欠けます。分かり易い例をあげると、革素材がペラペラのモデル。内部の補強材も貧弱なので、押せばペコペコします。
それなのに見栄えだけは、通常のランドセルと遜色なく仕上げます。でも、撥水性や耐久性に欠けるランドセルは、唯一の頼りである見栄えも低学年しか持ちません。
【アウトレットランドセル(型落ち)】
- 売れ残ったから安い
- 高品質
- 使い勝手に問題はない
一般的な価格(5~6万円)で販売されているランドセルは、品質に安定感があります。その型落ちを狙いましょう。前年の売れ残り品なので、色やデザインの選択肢は少ないですが、赤や黒といったオーソドックスな色なら必ず見つかります。
例えば、セイバン(天使のはね)のアウトレットセール。型落ちと言えども、元々のスペックがかなりいいランドセルです。メーカー公式サイトから直接購入すれば、保管状態は申し分なくアフターフォローも万全。安心して注文できます。
一部自治体では「ランドセル購入補助」「現物支給」
- 埼玉県秩父市・・・5万円支給
- 茨城県大洗町・・・1万円支給
- 大阪府摂津市
- 福岡県大任町
- 山口県防府市
- 富山県立山町
- 茨城県
(日立市・土浦市・石岡市・高萩市・北茨城市・鹿島氏・筑西市・桜川市・小美玉市・利根町)
無償配布されるランドセルは「ランリュック」や「ファスナー式薄型ランドセル」なので、本格的なランドセルではありません。
その為「現物支給より購入補助金のほうが嬉しい」という声が多いです。ただ自治体の目的は、家庭事情に起因する「子供の格差」を解消する為なので、贅沢は言えないようです。