ことゆくラック

「ことゆくラック」をレビュー

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ことゆくラックをレビュー

ランドセルみたいなリュックとして登場した「ことゆくラック」を見てきました。

女の子に人気があるサックス。軽やかな布製ランドセルの特徴は、なんといっても760gの軽さ。

ティッシュやハンカチをサッと取り出せるファスナーポケット。リュックならではの利便性です。

チェストベルト付き。これを締めると、身体との一体感が出ます。

ここからは少し辛口な評価になります。

全体的な収容力がやや少なめです。
カタログでは大マチ14cmとなってますが、明らかにそこまでありません。おそらくその数値は外寸表記で、内寸表記だと12cm程度と思われます。（※ メジャーを持参しなかったのが悔やまれる）

必要性を感じなかったフラップ。普段、教材を出し入れする時は邪魔だと思います。

このフラップは「雨の侵入を防ぐ機能」との説明でしたが、やや賛同しにくかったです。フラップがピッタリ閉まるわけでもないので、これで水の侵入を防げるかは疑問です。

開口部がクタクタしているので、教科書の出し入れに手間取る。その一方でやわらかく変形するので、体操着などを無理やり突っ込むことは可能。ただ、これには思わぬ落とし穴がありました。

箱型が崩れるまで荷物を詰め込むと、マグネット錠前がうまく反応せず、締めるのに苦労します。入るからといって、真ん中を膨らますのはNGです。

価格＆スペック

最終的な感想

「ことゆくラック」は、一般的なリュックと同じ素材感なので、6年間使えるモノではないのが伝わってきました。

①金銭的負担について

メーカーも3年間で買い替えを推奨。保証も3年間しかありません。

ベーシックサイズ（1～3年）　￥39,600
ラージサイズ（4～6年）　　　￥43,450
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　　　　　合計　　　　　　￥83,050

6年間トータルで考えると、高級ランドセルを買える値段になるため、「ことゆくラック」に価格的メリットはありません。

②ラージサイズのカラバリが少ない

ラージサイズ（高学年用）のラインアップは、4色だけです。 いざ買い替えようとした時に、後悔することになりかねないので、注意すべき点だと思います。

③新入生より高学年向け？

総合的に考えると、新1年生が「ことゆくラック」を買うのは、あまりおすすめできません。
4年生以上の子が「ランドセルからリュックへ変更」というケースなら、検討価値があるかもしれません。

④リュックとしては割高

それでもやはり割高感は否めません。薄い生地で、特別な機能もないですから。

市販リュックなら1～2万円で、それなりのモノが買えます。 今回の視察では、あえて「ことゆくラック」を選ぶ理由を、見い出すことができませんでした。

少し残念なレビューになってしまいましたが、今後の改良に期待したいところです。