ララちゃんランドセルの評価レポート
- 抗ウィルス・抗菌ランドセルを開発
(2021年2月~販売開始)
ララちゃんランドセルの特徴
- オーダーメイドで好みのランドセルを作れる
- 業界大手なので耐久性&修理体制は万全
- 「天使のはね」や「フィットちゃん」のような肩ベルトの立ち上がりはない
- 生地はベルバイオ5
(※クラリーノような人工皮革で、羅羅屋のオリジナル素材)
追加5,000円を払って大容量サイズにするべきか?
標準サイズ | 大容量サイズ | |
---|---|---|
横幅 | 23.0cm |
23.0cm |
マチ幅(奥行) | 11.0cm |
12.5cm |
高さ | 32.0cm |
32.0cm |
重量 | 1,300g |
1,350g |
標準と大容量の違いは、ランドセルのマチ幅(奥行)です。重量が50g増えているのは、マチ幅が1.5cm広がった結果。数字にするとたった1.5cmなのですが、実際のランドセルを見るとだいぶ大きいのが分かります。
マチ幅が11cmから12.5cmへ変わりつつあるのは、ランドセル業界のトレンドで、教科書だけでなく補助教材も大型化しているのが理由です。そしてなによりも安全対策として、サブバッグを持たずに登下校できるのが最大のメリットです。
ただ、ランドセルを大型化するとランドセル本体の耐久性を上げなければなりません。あと肩や背中にかかる負担を軽減させる機能が必要になってきます。そこで登場したのが肩ベルトを簡単に取り外せる「K model(ケーモデル)」です。
肩ベルトを外せる「K model(ケーモデル)」の評価
ランドセル本体と肩ベルトを接続するのが「背カン」です。その「背カン」をワンプッシュすると、肩ベルトが外れてベルトを交換できる仕組みになったのが「K model(ケーモデル)」。
今のところ交換ベルトは1種類のみで、負荷軽減を主目的としたベルトだけ。今後は季節で取り替えたくなるようなデザイン性を持たせたベルトを順次投入させるとのことでした。
この取り組みは面白いアイデアではあるのですが心配な部分もあります。そもそもランドセルで一番重要なな「背カン」「肩ベルト」を、簡単に取り外しできるようにして「故障しやすくなるのではないか?」という疑念。さらには大容量化させたランドセルの負荷軽減策として「肩ベルトを交換するだけでいいの?」と疑問に感じました。
実際に触ってみると分かるのですが、大容量ランドセルでヒットした「キッズアミのエレファントキューブ」は、肩ベルトも背あても質感が全然違います。また子供に対する負荷を軽減させる機能がたくさん盛り込まれた「セイバン」と比較しても、ララちゃんランドセルはちょっと貧弱です。
「大容量化ランドセル=子供の負担が増す」ということなので、「K model(ケーモデル)」だけではちょっと心許ないというのが正直なところです。
オーダーメイドランドセルのデメリット
自分好みのランドセルが作れるのは素晴らしい事ですが、その反面で他人が引くほど個性的なランドセルも出来上がってしまいます。
- 色味の統一感がなくなる
生地とステッチの組み合わせは同系色で濃淡をつけていくのが基本ですが、それでも結構悩みます。せっかくのオーダーなので子供の意見も取り入れたいところですが、子供は自分の好きな色だけ主張するので全体コーディネートはちょっと無理です。 - 値段が高額になりがち
色々な事が出来るオーダーメイドだからと欲張ってオプションを追加していくと、想定以上に金額が膨らむことがあります。特に女の子の場合は刺繍やラインストーンで飾ってあげると、可愛くなるのでついやってしまいがちなので気を付けましょう。 - のんびりしてると値段が上がる
オーダーランドセルは、超早割(52,000円)・早割(56,000円)・通常申込(73,000円)と3段階の値段設定があります。同じランドセルなのに注文する時期が違うだけで2万円以上の差があるので、早期注文するしかありません。他社の検討が十分でない場合は、急かされている気分になるでしょう。
オーダーメイドには、このようなマイナスポイントはあります。それでも我が子の為だけに特別注文したランドセルというのはやっぱり良い想い出です。
数年後にちょっと成長した子供と一緒に「このランドセルちょっとやり過ぎたな~」と笑い飛ばせればOK。絶対に失敗を避けたい慎重派の人は、プロがデザインしている既製品から選択するのが無難です。
【公式HP】https://raraya.co.jp/
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